法定休日のポイント

法定休日のポイント法律上は、週休2日制にする必要はありません。しかし、多くの企業が週休2日制を採用しています。これは何故かというと、毎週1日または4週に4日の法定休日に関する規制のほかに【勤務時間は1週40時間以下 1日8時間以下】とする規制があるためです。

例えば、工場などで機械を動かす場合を考えてみて下さい。機械は始動時や終了時に手間やコストがかかるので、1度動かしたら長時間動かした方が効率が上がります。ですから、1日の勤務時間を法律上の労働時間の上限である8時間勤務にします。

1日8時間勤務とした場合、週5日で1週40時間となり、規制の上限時間に達してしまいます。そのため、週休2日制を採用する企業が多くなっているのです。この場合の法定休日は、2日ある休日のうちのどちらか1日になります。どちらになるのか、または変動的なのかは、就業規則での決め方によります。

例えば、「1日の勤務時間が8時間でなくてもよい」という企業の場合は
月曜日~金曜日まで=7時間
土曜日=4時間
とすれば、週の所定勤務時間は39時間となり、法定休日を日曜日に設定すれば、法律上は問題ありません。このように、週休2日にこだわる必要はないわけです。

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